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僕にとって大事なのは、お客さんがハッピーになること - はたらくひと Vol.3 散骨コーディネーター
「困っている人がいたら、一緒に困ってあげなさい」
子供のころの祖母の口癖が仕事に限らず、生きていく上での指針になっているという桑原さん。堅実というか、どうも一見「チャラい若者」に映るのも狙いのひとつらしい。
2019年、師走。平日のお昼すぎ、東京都中央区晴海の小型船乗り場に着いた。
これから「海洋散骨体験クルーズ」に参加するのだが、わたしは三半規管が弱く船酔いが心配でならない。迷惑をかけちゃいけない。おもえば不安が増してくる。帰ろうか……。「黎明橋」を渡る間、何度ユーターンしたくなったことか。「海洋散骨を取材しませんか?」編集者Tさんから聞かれた際、小型船だというのを失念していた。とほほ...