改葬・墓じまいが必要になる可能性があるにもかかわらず、行動していない人が6割。 社会問題化する無縁墓/株式会社鎌倉新書
2018 年の改葬件数は約11万5,000件
近年、仕事や家族の都合で出生地と異なる土地で生活の根を張る人が増えている。居住地とお墓のある地域が異なると、お墓参りをする機会が減ってしまい、お墓の管理が困難に。これに伴い、お墓の引っ越し(改葬)を検討する人も年々増加傾向にある。
2009年度の改葬件数は72,050件、2018年度の改葬件数は115,384件と、10年間で約1.6倍となった。今後のお墓の管理を十分に検討し、改葬を行う人が増えている一方で、お墓の管理者と連絡を取ることができずに「無縁墓」となってしまうお墓の件数も年々増加している。
墓地・霊園の管理者である石材店や寺院が無縁墓...