2019年1月17日(木)〜2019年1月22日(火)の6日間、東京ガスコミュニケーションズ株式会社の運営するリビングデザインセンターOZONEにて、「暮らしの中の祈りの道具展」が開催された。

画像: アート作品の展示のようなレイアウト。展示品を乗せる白い台はろうそくをイメージしている。

アート作品の展示のようなレイアウト。展示品を乗せる白い台はろうそくをイメージしている。

展示されている製品は、従来型の仏壇・仏具と比較するとサイズが小さいものが多い。また、どの製品も、「現代の暮らし」に取り入れやすいようにデザインされており、バリエーションが豊かな取り揃えとなっていた。

仏壇、仏具を「暮らしの中に取り入れる」という新たな切り口で取り上げた本イベントについて、実行委員会から平野氏、およびリビングデザインセンターOZONE広報担当の太田氏に話を伺った。

──暮らしに関連する数あるテーマの中から、祈りの道具を取り上げようと決められたきっかけはなんですか?

OZONE 広報担当太田氏: リビングデザインセンターOZONEは新宿を拠点としていますが、都市生活者の家の課題の一つとして「仏壇仏具を持つ」というものがあります。そこに対して新しい形をご提案できればと思い、祈りの道具をテーマとしたイベントを企画いたしました。今回の「暮らしの中の祈りの道具展」は第2回目の開催となります。

画像: 左:ぎやまん郷 「オルター」 飾りガラスが美しいコンパクトな仏壇。ガラス部分は自分でデザイン・制作することもできる。 右:Haco project 木の幹に遺骨を収納するという作品。同じ木から複数作って、家族と分けることも可能だ。

左:ぎやまん郷 「オルター」 飾りガラスが美しいコンパクトな仏壇。ガラス部分は自分でデザイン・制作することもできる。
右:Haco project 木の幹に遺骨を収納するという作品。同じ木から複数作って、家族と分けることも可能だ。

イベント実行委員会 平野氏: OZONEは住まいの住空間や暮らしをサポートするという場所ですが、「人生の最後」のことについては、OZONEのアドバイスする側の人たち自身が最新の事情について理解できていなかった。

仏壇といえばよく知られている従来型の大きいものであったり、多少情報に早い人でも小型の仏壇ぐらいのところで認知が止まっているという現状だったんですね。

でも実は、今の生活に馴染むものがあるということをまずここの人たちに知ってもらおう、ここの人たちが知れば、それをOZONEのお客様にも広く発信できる、というのがこのイベントのスタートでした。

展示の中には従来の仏壇にすごく近いものもあれば、エッジの効いた「え、なにこれ?」みたいなのもある。展示の幅を持たせることで、自分の生活スタイルに合わせた形を選んでもいいんだということを知ってもらいたいと考えております。

画像: 左:アルテマイスター「万象」 従来の仏壇の荘厳さを残しながらも、高さが35センチと小さい作りの製品。 右:瀬尾製作所 Sotto「Caprin」 ベル型のおりん。北欧雑貨のような可愛らしいデザインが特徴。

左:アルテマイスター「万象」 従来の仏壇の荘厳さを残しながらも、高さが35センチと小さい作りの製品。
右:瀬尾製作所 Sotto「Caprin」 ベル型のおりん。北欧雑貨のような可愛らしいデザインが特徴。

もちろん、従来型の仏壇・仏具を作っている企業さんやメーカーさんも、そこと決別するのではなくいろいろな形があっていいというのが、この「暮らしの中の祈りの道具展」の基本コンセプトです。

太田氏:イベント第1回の開催後、当センターが直営している「暮らしのかたち」という、日本や北欧のインテリアデザインを幅広くご紹介しているショールームでもこういった新しい祈りの形をご紹介しました。

すると、住宅の事情であったり、御家族の事情であったりとか、お客様にも様々な思いがあって、自分たちがどういったものを持つべきか熱心に商品を見てくださったんですね。そのような経験から、多様化してきた暮らしにとっても、「祈りの形」を改めて考えるっていう時期になっているのかなというのは感じていますね。

──今後の「暮らしの祈りの道具展」については、どのようにお考えですか。

平野氏:今後も、きちんとコンセプトを持っていて魅力のある「祈りの道具」を紹介するイベントとして継続的に開催しいきたいですね。急に認知度が上がるものでもないですし、規模や期間を延ばすというよりは、継続して毎年コツコツやっていくという方針です。

また、OZONEのショールームのほうに商品として取り扱ってもらう流れもできているので、ショールームでも、暮らしの中の一コマとして紹介していければいいかな、と考えています。

画像: 左:田中貴金属ジュエリー モダン仏具「伝」プラチナ製仏具。プラチナ特有の深い輝きが美しい製品。 右:FROM NOWHERE 「水平鈴」 光学ガラス製のおりん。高い技術で磨かれたガラスは澄んだ音が鳴る。

左:田中貴金属ジュエリー モダン仏具「伝」プラチナ製仏具。プラチナ特有の深い輝きが美しい製品。
右:FROM NOWHERE 「水平鈴」 光学ガラス製のおりん。高い技術で磨かれたガラスは澄んだ音が鳴る。

──OZONEでは、今回のイベント以降もイベントやセミナーを展開されていくかと思いますが、リビングデザインセンターとして今後の展望はどのようにお考えですか。

太田氏:今後も幅広いお客様に様々な暮らしの提案をしていきたいと考えています。

例えば、今回のような新しい祈りの形という切り口での展示や、ゴールデンウィークにはご家族で楽しんでいただけるようなイベントの実施、また、秋口には具体的に住まいづくりを考えたいお客様に向けて、リフォームやイノベーションのイベントなどを開催することも検討しています。

住まいづくりの情報センターとしては、年間を通して、様々な切り口でのイベント・セミナーを行いながら、暮らしに関する情報を発信していきたいですね。

画像: 吹き抜けから垂れ下がる垂れ幕。 「祈りの道具」という言葉は実行委員会の平野氏が考案した。

吹き抜けから垂れ下がる垂れ幕。 「祈りの道具」という言葉は実行委員会の平野氏が考案した。

リビングデザインセンターOZONE

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ザ・コンランショップ 新宿本店のみ 11:00~19:00 

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