ホール内部から外に向かって設置されたサイネージ看板が、夜間に存在感を発揮する
みなさんが考えている以上に、みなさんのことを。
株式会社神奈川こすもすは、「大切な想いをカタチに変えていく」をモットーに、神奈川県および東京都内に全15ホール家族葬専門ホールを運営し、年間約2,000件の葬儀を執り行っている。
多様化する様々なニーズに寄り添い、「みなさんが考えている以上に、皆さんのことを。」を理念とし、「モノ」ではなく「ココロ」をコーディネートすることを重視した葬儀サービスを創造することで、真に満足していただける葬儀の実現を目指す。
広すぎず自宅にいるような感覚で快適に過ごせる小規模ホール
「家族葬のダビアス」は、家族葬に特化した式場貸し切りで利用可能な小規模ホール。150坪程度の狭い敷地でも出店が可能なため、コンビニ跡地や飲食店のテナント跡なども積極的に開発を進めている。他の遺族と同じ式場内で同時に式が営まれることがないため、故人との最後のひと時を家族や近親者のみで心置きなく過ごせる。
同社としては初の横浜市緑区への出店
ダビアス横浜北部ホールは横浜市緑区に所在し、神奈川こすもすが多く出店している川崎市や横浜市南東部と、相模原や町田のホールを結ぶ位置にある。公営斎場から車で5分の距離にあるため、公営斎場を希望したものの予約が叶わなかった方にも利便性高く使っていただける。
さまざまな切り口のチラシを頻度高く配布
オープン1ヶ月前から3ヶ月間、半径3㎞圏内のエリアにポスティングとチラシ配布を計20回程度、実施する。内容は「常時チラシ」と呼ばれる、会館の所在とプランをメインとしたものや、イベント・内覧会を告知するものなど、複数のタイプを織り交ぜている。
オープンイベントは、大抽選会・野菜10円市場・家族葬相談会などを呼び物として、開館当日と翌日の2日間、開催。同様のイベントをオープン1ヶ月後、2ヶ月後にも実施している。また、活気あるホールだと印象づけるため、近隣地域の清掃をオープン前後の2ヶ月程度、重点的に行っているそう。
家族葬のダビアス横浜北部
環状線沿いのコンビニ改装ホール

コンビニエンスストアをコンバージョンした真っ白なホール
前面のガラス窓右側には白い塀が配され、くり抜いた部分が額縁となってサイネージ看板を強調

費用対効果の観点からポール看板は設置せず、のぼりやチラシを歩道近くに配してアピール

ホール左側にあるドアは霊安室に通じている

道路を挟んで向かい側は、コンビニエンスストアと中古車販売チェーンがある

昼間でも、それほど人通りは多くない
夜には建物前面の「額縁」の中にあるサイネージ看板が引き立つ仕様
ホール前は環状線だが交通量はそれほど多くなく、道路沿いに桜並木が続いているのどかな雰囲気。
自然豊かで閑静な住宅地にとけ込むように、瀟洒でシンプルな外観を目指したという。
シンプルな外観ながら特徴を持たせるため、建物前面右側に目隠しの塀を配している。これを絵画の額縁か映画のスクリーンに見立てて、夜にはガラス窓の内側にあるサイネージ看板の映像が際立つような演出がされている。
開放的で明るい受付エリア



もともとコンビニエンスストアだった構造をそのままに、ガラス張りで光がたっぷり注ぎこむ受付エリア。開放感のある受付は、ふらりと内覧に立ち寄りやすい雰囲気。
女性らしい優しさのある式場エリア

祭壇背後の壁の一部をモールディングで縁取ってアクセントに

慎ましさと柔和さを感じる祭壇レイアウト

奥に見える扉の奥には、機材をしまえる倉庫がある

遺族控室やリビングと一体感があり、広々としたホール。
ガラス窓の近くには、サイネージ看板が天井から吊られている

ロールスクリーンは、ダークブラウンと白の2枚がつながった仕様。
式中はダークブラウンで目隠し。閉館後は中に明かりを付けた状態で白色を使用する
ダビアスリビングブランドの持つ優しいイメージを踏襲し、全体的には白を基調として構成。モールディング(額縁のようなインテリア装飾)やミラーを使うことで、女性らしい甘さと部屋の広がりを感じられるような視覚効果を狙った。
内部は極力、壁などで区切らず、ホール・会食室・遺族控室がひとつの大空間でつながりつつも、エリアごとに少しづつデザインを変えることで、個々の部屋の役割をきちんと持たせたデザインとなっている。
温かみのあるグレートーンの会食室

グレーのアクセントウォールが洒落た印象の会食室

リビングとの間の引き戸を開くと、ひとつづきに使用できる

無料のソフトドリンクと、簡単な食器類が準備されている

会食室と式場は細めの壁で仕切られている
白と淡いグレーを基調としたリビングは落ち着いた雰囲気。テーブルセットは、足腰に不安があるお客様も安心して利用できる。
シンプルモダンな和室とリビング

段差のみで区切られた和室とリビングは、実際よりも広々とした印象を与える

モスグリーンのポイントカラーが落ち着いた空間にリズム感を与えている

通夜の際は遺族の寝室に、告別式のときには僧侶控室として使用

宿泊用布団も完備

ホール、リビング、会食室が一体になりつつ、それぞれの役割ごとに上手に区切られている

寝室からでも、いつでも故人を見守ることができる
リビングと和室は、ホールの静謐な白い空間と同じ材質の床で統一することで一体感を与えつつ、木やモスグリーンのアクセントウォールを使うことで安らぎのある空間に。
和室エリアは、告別式の際には僧侶控室としても利用するツーウェイスタイル。
ホっと出来る快適なバスルーム

脱衣所・洗面ルームは白で統一されて居心地良い

アメニティは女性に喜ばれるロクシタンを用意
特徴としては、女性に嬉しいロクシタンのシャンプー・トリートメントが用意されていること。それが葬儀社選びの決め手になるわけでは無いが、細かい配慮をしてくれそうという点で好感ポイント。
冷蔵庫が2台ある霊安室




横浜の火葬場は、3〜4日待ちが一般的なため、安置室、冷蔵庫の準備は必須。このホールには、冷蔵庫が2台あり、手前の面会スペースを合わせると3体までお預かりできる。
霊安室の出入り口は、建物横に独立しているため、別のご家族が式施行中でも気兼ねせずにご面会いただくことが可能。
バリアフリーへの対応

入り口には車椅子を常備

足腰が不安な方にも使いやすいトイレ。おむつ交換台も設置
入口付近には折畳式の車椅子が常備され、おむつ交換台や手すりの設置されたトイレもある。
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詳細データ
ホール名 | 家族葬のダビアス横浜北部 |
所在地 | 神奈川県横浜市緑区霧が丘2-16-5 |
商圏範囲 | 横浜市緑区 |
建物物件 | コンビニエンスストアの改装 |
立地の特徴 | 住宅地 |
総投資額(土地代含まず) | 3100万円 |
設計者 | 株式会社インタージャンク |
施行者 | トッププランニング株式会社 |
自社施設数 | 横浜市内:9箇所目 / その他(川崎市、町田市、相模原市、大和市):6箇所 |
建物構造 | 木造1階建て |
敷地面積 | 618.18㎡(186.99坪) |
建築面積/延床面積 | 169.40㎡(51.24坪)/153.00㎡(46.28坪) |
オフィシャルサイト | https://daviusliving.jp/halldetail/yokohamahokubu/ |