合同会社とこしえ(所在地:静岡県浜松市、代表:竹内 正実氏)は、自分自身の電子アーカイブを作り、死後の未来にコンテンツ公開をする“死と永遠性”をテーマとしたスマホアプリ「とこしえ」のクラウドファンディングを2020年2月3日(月)にCAMPFIREで開始した。
プロジェクト開始の背景
『どうすれば宗教の説くファンタジーに因らず死を乗り越えられるのか』そうずっと考えていた代表の竹内氏はスマホアプリ「とこしえ」がある程度まで仕上がってきた頃、脳出血で倒れた。一命は取り留めたものの、これにより開発は中断。
受難は自らの死と向かい合うきっかけとなり、死を考えることは、生について考えることであると実感した。入院で中断していた「とこしえ」の開発を再開し、アプリのリリースを実現させるためにクラウドファンディングを開始。
商品の特長
「とこしえ」はハイテクな形見や電子玉手箱といえる。自分自身の写真やビデオをアーカイブする他、未来に「とこしえ」上で再生できるビデオの限定公開予約も可能。あなたの死後、「とこしえ」は命をバトンタッチされたように、あなたを現世に、そして未来にツナげる。
「とこしえ」を構成する二つの部分
1) ノコス
あなたが愛用したスマホに、写真やビデオを取り込み、あなたはどんな人だったかを伝える電子アーカイブを作る。「とこしえ」上でのコンテンツ限定公開を死後の未来に設定することもできる。
2) とこしえ化
あなたの死後、託された人(「とこしえ」を贈りたい人)が命日を入力し、本番動作させる。本番動作後はオフラインで、閲覧は「とこしえ」上でしかできない。とこしえ化した後はコンテンツの編集が一切できず、ネットにも接続しないため、SNSの喧騒から離れ、秘密が保たれる。
「とこしえ」で実現させたいこと
「とこしえ」にコンテンツを収める行為は、死への準備に他ないが、少しだけ楽しみに変えてしまう可能性がある。
例えば、お盆にまるで久しぶりに帰省したように振る舞うビデオをあらかじめスマホで録画し、近い未来に限定公開予約すれば「天国から帰ってきた!」とご家族も大喜びだろうし、ギターの弾き語りを録画して、遠い未来の子孫と共演するといったユニークな使い方も可能。死後も現世や未来と関わり、大切な誰かを笑わせ、励ますことができるかと思えば、死への準備も、心躍る。死生観や永遠性への“小さな革命”だ。
自分自身に関するコンテンツの他、思いや秘密なども保存できるため、観念的な位牌を越える存在になるだろう。
プロジェクト概要
プロジェクト名: 死と永遠性をテーマとしたアプリ「とこしえ」
期間 : 2020年2月3日~2020年3月22日
合同会社とこしえ
代表者 : 代表社員 竹内 正実
所在地 : 〒431-1206 静岡県浜松市西区庄和町1829
設立 : 2014年3月
事業内容: アプリケーションソフトウェアの企画、開発、販売会社の経営
資本金 : 120万円