お墓のカタログ通販のパイオニアである株式会社まごころ価格ドットコム(本社:東京都中央区、代表取締役社長:遠藤克俊氏)は、近年、「終活」のひとつとして、またご両親の御葬儀などをきっかけに、ご自身やご先祖のお墓を撤去して墓地をお寺などに返還する「墓じまい」を行う方が増えていることを受け、「墓じまい」をご経験された方を対象に、意識調査を実施した。
【墓じまい経験者の意識調査】主な調査結果
・墓じまいの理由は「遠距離」「継承者不在」「家族に面倒をかけたくない」
・墓じまいのタイミングやきっかけは「終活」「身内の葬儀」「先祖供養の節目」
・墓じまいにかかった期間、「3か月以内」「半年以内」が多く、半年以内が約8割。作業期間に対する感想は「予想より早い」約4割、「予想通り」約4割
・墓じまいで不安・大変だったことは「寺や業者とのやり取りや手続き」「兄弟親戚間での意見調整」
・墓じまい後のお骨の供養は「永代供養墓を購入した」が最多の3割
・墓じまいは9割以上が良かったと回答。約6割の経験者が相談されたら「奨めたい」と回答
・墓じまいの情報源は「インターネット」「石材店や改葬先事業者」「テレビ・ラジオ」
・住まいから墓じまいしたお墓の移動距離は、1時間以上が74.5%にのぼる
・墓じまいしたことで、約4割の人が墓参り頻度増と回答
墓じまいした理由
1位「お墓まで遠距離なので墓参りなどが思うようにできない」(複数回答 56.0%/単数回答 27.5%)、2位「継承者がいない」(複数回答 44.5%/単数回答 23.0%)、3位「子供や他の家族に、お墓についての面倒をかけたくない」(複数回答 44.5%/単数回答 21.5%)。
墓じまいのタイミング・きっかけ
1位「終活の一環として」(複数回答47.5%、単数回答32.5%)、2位「身内が亡くなったことを機に」(複数回答 38.5%/単数回答 28.0%)、3位「先祖の33回忌、50回忌といった節目に」(複数回答 18.0%/単数回答 11.0%)。
墓じまいの日数、墓じまい終了の予想比
墓じまいにかかった期間は78.0%が半年以内を選択。
41.0%が「予想していたよりも早く終わった」と回答。特に40代の過半数が予想より早いと感じていた。
墓じまいの手続きを始める前に感じた不安と実施後大変だったこと
どちらも「お寺や石材店とのやり取りや手続き」「兄弟や親族など関係者間の意見調整」が上位に。
回答率でみると、実際の数値は事前の不安を下回っており、思うほど大変さを感じなかった方がいることもうかがえる。
墓じまい後の供養
1位「永代供養墓を購入した」(32.5%)、2位「新しくお墓を購入し、建立した」(26.5%)、3位「既に建てていたお墓に埋葬した」 (23.5%)。
墓じまいの感想、推奨
「良かった」「どちらかといえば良かった」という回答が合計で95.5%となり、「しないほうがよかった」と回答した人はいなかった。
特に女性は評価が高く、89.7%が「良かった」と回答。58.5%が知人や友人に相談されたら「奨める」と回答した。
情報源
「インターネット」62.5%、「石材店や改葬先事業者」28.5%、「テレビ・ラジオ」21.5%、「お墓や終活に関する書籍など」21.0%。
年代で差異が見られ、インターネットやテレビは50代以下の世代が高く、書籍、口コミ、新聞などは60代が高め。また、60代以上の女性はお寺(住職)に相談するといった回答も見られた。
お墓までの移動距離
1位「1時間以上2時間未満」(18.0%)、2位同率「2時間以上3時間未満」「30分以上1時間未満」(14.5%)、3位「3時間以上4時間未満」(14.0%)。
お墓参りの頻度、先祖に対する心情
墓じまい後、お墓参りの頻度が「増えた」割合は43.5%。
また、墓じまいの後、祖先に対する心情の変化は「身近に感じるようになった」が40代54.5%、60代52.6%、「考える機会が増えた」は30代が55.0%、40代が51.5%、「話題にする機会が増えた」は30代で27.5%。
【調査概要】
調査日 :2019年11月27日~29日
調査方法 :インターネットアンケート
調査対象 :全国 30~70代の男女で、2015年以降に「墓じまい」を当事者又は家族として経験された方
有効回答数:200名(男性171名、女性29名)
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