しかし、会館隣地にはマンションがそびえ、背後には住宅が密集している地域である。住民の反対は無かったのだろうかと気になるところだが、会館前を通る東海通沿いには、直線3㎞以内に葬祭ホールが6軒建っているという。そのためか建設に際して近隣住民の大きな反対はなかったとのこと。

ほぼ100%が「小さなお葬式」経由での受注

オープン前:
開館1ヶ月前から半径1~2㎞圏内にポスティングとチラシ配布を実施
開館当日は、来場者にはティッシュを配布。人気家電製品が当たる抽選会や事前相談会を催し、「早割」登録への誘導を行った。

オープン後:
会館個別のプロモーションは実施しておらず、ほぼ100%が「小さなお葬式」を経由しての受注とのこと。

小さなお葬式 のなみホールの全貌をご紹介
おどろきの建設費用は?!

和モダンな外観

茶系の看板と目隠しにもなる前面の木枠が落ち着いた雰囲気を醸し出す。
もともとは、コンビニエンスストアだった建物をリフォームした。改装費用は約1,600万円ととてもリーズナブル。

シンプル無比なエントランス

入り口に受付スペースは作らず、必要に応じて長机を並べ、受付として使用する。
会館ガイドは常駐していないため、お式の予定が無いときは施錠している。と言っても、のなみホールは、月平均50〜60件の施行があるため、実際には毎日、開館している状態とのこと。

火葬式に最適化した動線

のなみホールの施行のうち、7〜8割を火葬式が占めているという。火葬式とは、病院からご遺体をお迎えした後、一旦、ホールにてお預かりし、そのまま火葬場にお送りするプランであり、火葬場に行く前のセレモニーは長くても1時間程度で済む。

商圏は50キロ圏内。広範囲の火葬式を集約することで1日に数件のお見送りを受けることが可能である。

そのため、火葬式の施行効率を重視して、施設内に遺体用冷蔵室を設置した。ホール入り口から面会室の奥にある冷蔵室まで、ほぼ真っすぐに棺の搬入出を行うことができ、無駄のない動線が実現している。

建物中心に位置し、多目的に使える応接室

エントランスとホールの間にある応接室。
事前相談や葬儀の打ち合わせ、僧侶控室など、さまざまな用途に利用される。

画像: 多目的に利用される応接室。奥に続く扉の中は、事務室 兼 倉庫

多目的に利用される応接室。奥に続く扉の中は、事務室 兼 倉庫

白い壁に木目調の床で居心地の良いホール

ヘリンボーン張りのフローリング(クロス)が洗練された印象。
祭壇横の棚には供花を並べたり、花祭壇のように飾り付けたりすることもあるそう。

ホール横から出入りできる遺族控室

遺族控室は、ゆっくり寛げる和室。キッチンや水回りもコンパクトにまとまっており、自宅のように気楽な雰囲気。

ホール横に位置し、引き戸を開ければいつでも棺を目にすることができるため故人との最後の夜をともに過ごすことができる。

ミニマムに整うシャワールーム

シンプルコンパクトで清潔感のあるシャワールーム。
アメニティは、ご自身のお好きなものをご持参いただくスタイル。

360度カメラでVR内覧!

詳細データ

ホール名小さなお葬式 のなみホール
所在地愛知県名古屋市天白区相川1丁目34番地
商圏範囲市内外50km
建物物件コンビニエンスストア(ローソン)を改装
立地の特徴駅前
総投資額(土地代含まず)約1,600万円
自社施設フランチャイズ1店舗目
建物構造鉄骨造平屋
敷地面積500㎡(概算)
建築面積/延床面積172㎡/172㎡ (概算)
オフィシャルサイトhttps://www.osohshiki.jp/lp/fc/nonami/

写真/酒井俊春


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