葬儀・埋葬・供養などの専門展示会「第 4 回 エンディング産業展」が、8 月 22 日(水)~24 日(金)の3日間、東京ビッグサイト東展示棟 7 ホール(東京都江東区)にて開催された。各社がさまざまな商品・サービスをブースにて紹介する中、目を引いたのがペットにまつわるサービスや商品を扱う企業だ。

飼い主の死後にペットの
遺骨はどうすればいいのか

 ペット供養の専門店「DEARPET(ディアペット)」(株式会社インラビングメモリー・埼玉県さいたま市)は、今年3月にペットと一緒に入れるお墓案内サービス「ペットと家族のお墓ナビ」を立ち上げた。今回の出展は、同サービスのアピールが最大の目的。詳しい内容や開発の経緯を取締役統括事業部長・店舗運営責任者の関口真季子氏にお聞きした。

画像: 取締役統括事業部長・店舗運営責任者の関口真季子氏

取締役統括事業部長・店舗運営責任者の関口真季子氏

 「ここ数年で、ペットをご自宅で供養される方が増えました。そんなニーズに向けて弊社はペット専用の仏壇や仏具を販売しています。その中で、高齢のお客様から『自分たちが亡くなった時にペットの遺骨をどうすればいいか』と、相談を受けることが度々あります。そこで今回、ペットと飼い主が一緒に入れる霊園を紹介する『お墓探しサイト』があれば便利だと考えたのです」

 「ペットと家族のお墓ナビ」は現在、首都圏版のみで、提携している石材業者は一社のみ。さらに提携先を増やすことが今回の出展を決めた理由だ。同サイトのセールスポイントは、ペットとして飼い主と一緒に入ることができ、きちんと供養してもらえる霊園をピックアップして掲載している点にある。

人と一緒に入れる霊園は少なく
ペットは副葬品扱い

 「現状はペットと一緒に入ることができるお墓を用意している霊園が少なく、入れるとしても副葬品扱いになるケースがほとんど。つまり、メガネなどの扱いで埋葬されることになり、『これではペットの供養にならない』と飼い主さんに複雑な思いをさせてしまいます。やはり、人と同じく正式な形で埋葬してあげたいと考えるのが飼い主としての本音でしょう」

画像: 現在は須藤石材株式会社(東京都豊島区)と提携し、首都圏内の霊園を紹介している

現在は須藤石材株式会社(東京都豊島区)と提携し、首都圏内の霊園を紹介している

 では、一緒に入れるお墓を扱う霊園が見つからない場合、飼い主はどのようにしてペットの遺骨を埋葬しているのだろうか。

 「いざという時のために、事前にペット霊園に納骨したり、お寺に預けたりしているようです。ただ、ペットも家族であり、子どものようにかわいがってきた大切な存在なので離れたくないという気持ちが強い方も少なくありません。新しくできた霊園だと一緒に入れるお墓を用意している場合もあるのですが、やはり歴史のある霊園やお寺だと、他のお墓の方や檀家様から『ペットと人を同等に扱うのはいかがなものか』といった否定的な意見があるのも事実です」

“ペットは家族”となった今
弔い商品・サービスの拡充は急務

 実際に、ペット専用の仏壇・仏具を販売し始めた頃、ペットを手厚く埋葬することに対して批判的な声もあったという。

 「10年前の創業時には、『犬や猫のためにそこまでしてあげなくても』という意見をお電話で頂戴したこともあります。ですが、10年経った今はそんな声もなくなり、むしろ感謝していただけるまでになっています」

画像: 店舗や通販でペット専用の仏壇や仏具、棺やメモリアルグッズも販売している

店舗や通販でペット専用の仏壇や仏具、棺やメモリアルグッズも販売している

 ペットブームと呼ばれた時期は過ぎ、近年は家族として迎え入れるのが当たり前となりつつある。だからこそ、ペットを弔うための商品やサービスの拡充は急務ともいえる。関口氏によると、石材業者や霊園に直接問い合わせる人も増えているそうだ。

 「必要性を感じて対応できる施設や設備を準備している企業も多いようで、受け入れ体制が整い次第、掲載してほしいとお声掛けいただくこともあります。時代の流れとしてさらに需要が増すことは間違いないはずです。今後は首都圏だけでなく全国版も開設し、サイトの内容も、ペットの弔い方やお墓の準備に必要なことなど、ペットとお墓のそれぞれ両面から役立つ情報を配信していきたいと思っています」


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