創業100年葬儀社永田屋の新たな挑戦〜3Dホログラムスクリーンｘプロジェクションマッピングを使った葬儀、オンラインでの入社説明会など

2020-06-06

創業100年葬儀社永田屋が昨年3月から本格的なデジタルシフトを開始。伝統や慣習を守りながら新しいニーズに対応するため、顧客情報のリアルタイム共有、業務の効率化による新たな時間の創出でさらなるお客様サービスを追求する。

葬祭業の慣習を打ち破る先駆的な試みを推進

創業100年、地域に根差す老舗葬儀社である株式会社永田屋（神奈川県相模原市、代表取締役田中大輔氏、以下「永田屋」）は、昨年3月より、葬祭業の慣習を打ち破る先駆的な試みとして、クラウドシステムを導入し、8月よりオンライン入会等着々とデジタルシフトを促進してきた。

現在、世界で猛威を奮う新型コロナ感染拡大によって、社会的距離、非接触、リモートワークなどのニューノーマル（新常態）が求められ、葬儀業界にも大きな影響を及ぼしている。　　　　
永田屋は、そのような状況下でも故人を温かく見送り、遺族の悲しみを少しでも和らげ、明日への一歩を踏み出すお手伝いをするという使命を持って業務にあたっている。

１．3月から国内冠婚葬祭業界で初導入！３Dホログラムスクリーンｘプロジェクションマッピング

同社では映像を立体的に映し出す３Dホログラムスクリーンや、複数の壁でプロジェクションマッピングを利用して想い出の写真や動画を映し出し、究極の終活として、故人の想いをカタチに残す、次世代型サービスを提供している。

映像がまるでそこに浮いているかのような臨場感溢れる演出が可能で、従来のお葬式では叶え難かった故人のパーソナリティを存分に表現できるこのサービスは遺族はじめ出席者の心情を和らげ喜ばれているという。

関係者の皆様の想いを映し、少しでも悲しみを癒す手伝いを、という願いで、2020年3月より「小さな家族葬ハウス®町田木曽」（東京都町田市）にて、国内冠婚葬祭業としては初めてサービス提供を開始。葬儀費用に加えて、約5万円で提供。5月迄に3件の利用があった。

画像: “世界にたった一つのお葬式”の空間を演出 — “世界にたった一つのお葬式”の空間を演出

２．3月初旬からコロナ対応でオンライン面接採用をいち早い導入で成果あり

3月から会社説明会、面接、面談をすべてオンライン化により、応募者が倍増した。
自社説明会への参加者数が昨年80名だったところ、今年は162名と2倍以上に増加。内定承諾は昨年5月は1名だったのが2020年5月現在で既に5名が承諾済み。目標の8名を大きく上回る予定とのこと。

オンライン採用の導入により、北海道から九州まで地理的な条件に縛られることなく希望者とコミュニケーションを取ることができ、さらに直接面接でないと分かりにくい微妙な点を補強するために、独自に開発した質問方法などの採用ノウハウによって、内定承諾まで学生と約10回接点を持ち、入社までのフォローを行っている。今後も精度向上を図り、リアル面談と併用する。

３．4月からオンライン葬儀相談・打合せ本格開始

コロナ禍でもオンラインで相談を受けることにより、お客様が安心して葬儀の相談、打ち合わせができる環境を整えている。

４．オンライン社員朝礼やオンライン会員入会

オンライン化することで、離れた場所でもリアルタイムで情報の共有が可能になり、100人以上の従業員とface to faceでコミュニケーションを図っている。

5．業界初！シニア世代向けのオンラインセミナーを実施

開催日：5月24日(日) 10：30-12：00
テーマ：「3密を避けた家族葬について」

コロナ禍でも安心して葬儀を任せられる環境を整えている永田屋の取り組みと今年3月新オープンの「小さな家族葬ハウス®町田木曽」について紹介。オンライン接続に慣れていないお客様のため、対応スタッフの充実を図り、開始前には参加者へ接続方法を電話でフォローした。

セミナーでは、zoomのブレークアウトセッション機能を活用、シニア世代のお客様と双方向のコミュニケ―ションを実現。葬儀業界では画期的な取り組みとなった。

教室終了後のアンケートでは「自宅でマイペースに聴けるのが良い」「接続が分からなかったが、スタッフの方が電話で色々教えてくれた」「とても参考になった」との感想が。また、2組のお客様が会員制度への入会されたとのこと。

代表からメッセージ〜お客様の求めている「安心・安全」をデジタルシフトにより実現〜

・今日の葬祭業界を取り巻く社会環境は大きく変化しています。核家族化の進行、超高齢化社会への急速な移行などにより、葬儀に対するお客様のニーズは多様化し、葬儀の在り方は変化を続けています。
・緊急事態宣言が解除され、コロナ禍が終息に向かってはいるものの、まだまだウイルスは確実に存在しており、第２波、第３波の可能性があります。ただそういった状況下でもお客様、社員、学生が何を求めているのかを考え、安心・安全にご葬儀を任せて頂けるようまた、学生の皆様には安心・安全に就職活動を、社員には安心・安全の働く環境をそれぞれ作り出しました。
・永田屋は今後も常に柔軟に新しい物を取り入れ活用し、葬儀を通じて人の役に立ち、地域社会に貢献するという理念を実現して参ります。