株式会社エス・エム・エス(代表取締役社長:後藤夏樹、東証一部)が、60歳以上の親を持つ男女428人に「親の終活に関する意識調査」を実施した。
【親の終活に関する意識調査】主な調査結果
・月に数回以上親と連絡を取る人が7割超
親と直接会話をする、もしくは電話・メール・チャットなどで連絡を取る頻度は、1位「毎日(29.0%)」、2位「月に数回(26.9%)」、3位「週に数回(15.6%)」
・親と「終活」について話したことがある人は43.2%、話したことがない人は56.8%
うち、親と同居しているにも関わらず「終活」について話し合ったことがない人は5割超
・「終活」について親と話し合っていない・話し合わない理由の上位は、1位「切り出しにくい・話しにくい(42.0%)」、2位「話す機会・時間がない(32.1%)」
親と話すきっかけに悩む人が多いことがうかがえる
・親と「終活」について話すタイミングは、話したことがある人のうち約5割が「日常会話の中で話した」と回答
1位「日常会話の中で話した(50.8%)」、2位「家族・親族が亡くなったとき(31.4%)」、3位「親が自分から終活について話を切り出した(16.2%)」
・親と「終活」について話したことがない人は、「親が入院した・余命宣告を受けたなど死期が近くなったとき(28.8%)」であれば話し合うことができるとの回答が1位
続いて2位「親のタイミングに任せたい(26.3%)」、3位「話せるイメージがわかない(24.3%)」
・親と生前に話しておきたいこと、1位は「葬儀」で5割超
1位「葬儀(54.7%)」、2位「相続財産(42.1%)」、3位「納骨・お墓(38.8%)」、4位「延命治療(38.1%)」。3位までは実際に亡くなった後についての内容、4位以下は延命治療や介護の希望など、亡くなる前に関する内容が続く
7割が毎月親と連絡を取る一方で、親と「終活」について話したことがない人は約6割。子側はきっかけに悩む傾向
調査の結果、同居・別居に関わらず毎月親と連絡を取る人は7割超いる一方で、親と「終活」について話したことがない人は約6割となった。
話したことがない理由の上位は、「切り出しにくい、話しにくい(42.0%)」「話す機会・時間がない(32.1%)」であり、話すきっかけに悩む人が多いことがうかがえる。
また、親と「終活」について話すタイミングについては、話したことがある人の50.8%が「日常会話の中で話した」と回答しているのに対し、話したことがない人は、「親が入院した・余命宣告を受けたなど死期が近くなったときに話したい」が1位(28.8%)という結果となった。
「終活」について親と話したことがある人は日常会話の中で切り出している一方、まだ親と話したことがない人は、親に何らかの事柄が発生したタイミングで話そうとしている傾向がうかがえ、話したことがある人とない人では親と話すタイミングに違いがあることがわかった。
親の「終活」に関するエピソードでは、「認知症になる前に希望を聞いておくべきだった」「きちんと話したいと思っていたが、認知症で話せなくなった」などがあり、「終活」について、親が元気なうちに話しておいた方が良いという声も見られた。
Q.ここ2年間で、あなたが親と直接会話、電話・メール・チャットなどで連絡を取った頻度はどれくらいですか?(n=428)
「よく話す」が71.5%、「時々話す」が19.2%、「あまり話さない・全く話さない」が9.3%。
月に数回以上親と連絡を取っている「よく話す」人の頻度は「毎日(29.0%)」、「週に数回(15.6%)」、「月に数回(26.9%)」
Q. 親の「終活」についてあなたの親と話したことはありますか?(親との同居・別居問わず) (n=428)
親と「終活」について話したことが「ある」は43.2%、「ない」は56.8% 。話したことが「ない」人は、「話したことはないが、話したいと思っている(39.7%)」、「話したこともないし、今後も話すつもりはない(17.1%)」と回答
Q.親の「終活」についてあなたの親と話したことはありますか?(親と同居している人のみ)(n=128)
親と同居している人のうち、親と「終活」について話したことが「ある」は46.9%、「ない」は53.1%。親と同居しているにも関わらず「終活」について話したことがない人は5割を超え、「話したことはないが、話したいと思っている(36.7%)」、「話したこともないし、今後も話すつもりはない(16.4%)」と回答
Q.親の「終活」についてあなたの親と話したことはありますか?について『4.話したことはないが、話したいと思っている』『5.話したこともないし、今後も話すつもりはない』を選択した人、「終活」について、あなたの親と話し合っていない・話し合わない理由を教えてください(複数選択可)(n=243)
親と終活について話し合っていない理由は、1位「切り出しにくい・話しにくい(42.0%)」、2位「話す機会・時間がない(32.1%)」、3位「親が元気なため話す必要がない(18.9%)」と回答。親と話すきっかけに悩む人が多いことがうかがえる
Q.親の「終活」についてあなたの親と話したことはありますか?について『1.話したことがあり、すでに十分に話せている』『2.話したことがあり、今後も随時話していきたい』『3.話したことはあり、十分に話せてはいないが、今後話す必要はないと思う』を選択した人、「終活」についてあなたの親とはいつ話し合いましたか?(複数選択可)(n=185)
親と「終活」について話したことがある人のうち50.8%が「日常会話の中で話した」と回答し1位。次いで、2位「家族・親族が亡くなったとき(31.4%)」、3位「親が自分から終活について話を切り出した(16.2%)」
Q.親の「終活」についてあなたの親と話したことはありますか?について『4.話したことはないが、話したいと思っている』『5.話したこともないし、今後も話すつもりはない』を選択した人、あなたが親と「終活」の話をしたいと思ったとき、どのタイミングであれば話し合うことができると思いますか?(複数選択可)(n=243)
1位「親が入院した・余命宣告を受けたなどで死期が近くなったとき(28.8%)」。次いで2位「親のタイミングに任せたい(26.3%)」、3位「話せるイメージがわかない(24.3%)」
Q.あなたの親と生前に話しておきたいことを全てお選びください(複数選択可)(n=428)
1位「葬儀(54.7%)」、2位「相続財産(42.1%)」、3位「納骨・お墓(38.8%)」、4位「延命治療(38.1%)」。3位までは実際に亡くなった後についての内容、4位以下は延命治療や介護の希望など、亡くなる前に関する内容が続く
「親の終活に関する意識調査」の詳細はこちら
URL:https://ansinsougi.jp/p-204
【調査概要】
・実施期間:2019年10月16日(水)~10月17日(木)
・調査対象:60歳以上の親を持つ男女・回答総数:428名
・属性:男性276名(64.5%)、女性152名(35.5%)
・調査方法:Webを使用したアンケート
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