お坊さん手配サービス 「お坊さん便」を運営する、株式会社よりそう(本社:東京都品川区、代表取締役社長:芦沢雅治氏、以下「よりそう」)は、LINE公式アカウントを活用して、僧侶を自動的に手配する業務効率化システム「お坊さんスマート手配システム」を開発し、2019年11月5日(火)より全国で運用を開始することを発表した。
「お坊さんスマート手配システム」概要
「お坊さんスマート手配システム」とは、LINE公式アカウントの情報配信機能を活用し、利用者の要望にマッチした僧侶を自動的に手配するシステム。「お坊さん便」ウェブサイトまたは電話にて、オペレーターが法事の依頼を受けた際に入力した希望日時・場所・宗派をもとに、システムが対応可能な僧侶のリストを自動生成する。
提携僧侶向けお坊さん便「LINE公式アカウント」から法事の概要が書かれたメッセージを配信。メッセージを受け取ったお坊さんが入力フォームから、「依頼を受諾する」を選択することで法事のマッチングが成立する。その後、よりそうから利用者へ僧侶決定の連絡、僧侶から利用者へのご挨拶電話を経て、利用者の元に僧侶が向かいます。
「お坊さんスマート手配システム」のメリット
2019年9〜10月にかけて実施された「お坊さんスマート手配システム」の実証実験では、手配効率が最大120分の1まで短縮されたという(※2)。このことにより、利用者および僧侶、よりそうの三者に以下のようなメリットを生み出す。
【利用者】法要の依頼から僧侶決定までの時間が短縮され、早めに手配結果を知ることができる。
【僧侶】スマートフォンに依頼通知が届くため、どこにいても迅速に依頼を受諾できる。
【よりそう】お坊さんへの法要依頼連絡の時間を削減できるため、業務効率化を望める。
(※2)一日葬における僧侶手配において、最大2時間程度かかっていた手配業務が最短1分で完了
開発経緯
これまで「お坊さん便」では、利用者から依頼が入った後に行われる、僧侶への法要依頼を全て電話で行っていたが、タイミングによっては連絡の行き違いが発生して手配完了が遅れ、利用者から不安の声が上がることも。また、僧侶には折り返し電話の手間が、よりそうには手配電話のかけ直しによる時間ロスが発生し、手配業務の効率化による利用者の利便性向上が求められていたという。
そこで、利用者体験(UX)の専門家を交えて、手配業務効率化を目的としたシステムを検討し、LINEを含む複数の連絡手段の見本を作成。提携僧侶による協力を得て、テストを実施したところ、LINEによる手配が一番スムーズに操作できることがわかったという。
同時に行った提携僧侶の通信環境に関する調査で、スマートフォン利用率が83%以上、LINE利用率が74%以上だったことが後押しとなり、LINEによる自動手配システムの開発に着手。
今後は、提携僧侶の「お坊さんスマート手配システム」利用を促進し、ゆくゆくはシステム利用率100%を目指すことで手配業務を効率化し、僧侶手配事業を拡大していくという。
<お坊さん便とは?>
「お坊さん便」は、インターネットを通じて全国に僧侶を手配する、利用者数No.1(※1)の僧侶手配サービス。全国1,300名の僧侶と提携しており、菩提寺がない人でも電話一本で法要の手配が可能。2018年度末の累積お問い合わせ件数は、サービス開始直後の2014年度末に比べ約13倍に成長している。
(※1)2018年9月実施「僧侶手配サービスに関する調査」より
よりそうオフィシャルサイト:https://corp.yoriso.com