手元供養のディアファミリーを運営する株式会社インラビングメモリー(本社:東京都渋谷区 代表取締役 仁部 武士氏)が、ディアファミリー初の実店舗を2018年12月7日(金)東京都港区南青山にオープンした。
ディアファミリーは、2013年8月に楽天市場にオープンしたネットショップで、現代風のモダン仏壇や仏具、高級位牌、ミニ骨壷、遺骨ジュエリーなど、約1000商品を取り扱っており、今の時代に合わせた供養の仕方を提案している。実店舗の出店は今回が初となる。
南青山にオープンした実店舗では、仏壇仏具店でありながら、仏壇仏具は販売せず、お位牌と手元供養品に特化した商品展開をしている。
オープンに至った背景
仏壇や仏具を置くことが出来ない、あるいは置くことを検討しない人が増えてきており、故人のため、遺された自分のために、しきたりにとらわれない新しい供養の形が求められている。
たとえば、大事な人が亡くなった時、これまではお墓を購入し、仏壇を購入し、仏具を供えて・・・とすることが一般的であったが、核家族化により供養の対象は「家」ではなく「個人」へと変化している。住宅事情や家庭環境が大きく変わり、人々の宗教観にも変化が生まれているため、お墓も購入せず、お仏壇も置かず、という人が増えているのだ。
しかしながら、亡くなった故人が大切な存在であることには変わらない。
「故人に何かしてあげたい」
「もっと故人を身近に感じたい」
という気持ちに寄り添いながら、今の時代に合わせた供養の形とは何かと考えた結果、その答えとして、今回オープンした「手元供養のディアファミリー南青山店」である。
手元供養のディアファミリー南青山
手元供養のディアファミリーについて
お墓やお仏壇を持たない人が増えている中、人が亡くなった際、9割以上の方が位牌を作っている(作らない宗教や宗派もある)。仏様を祀る仏壇は置かないとしても、故人そのものである位牌は作りたいと思う方が多いのだ。
ディアファミリーでは、現在200本余の位牌を用意している。手頃な2万円台から、最高級と言われる50万円台まで、用意している種類は幅広い。位牌と聞いてイメージする黒や金だけでなく、モダンなデザイン、かわいらしい装飾のあるものもあれば、一見すると位牌には見えないようなものなど、デザインも様々だ。
彩りもさまざまなお位牌
また、大切な故人であるからこそ品質の確かなものにしたいという方も多いことから、ディアファミリーでは国産の位牌も多数そろえている。会津若松の輪島塗や蒔絵などの伝統工芸品もあり、それらは見えているだけで日本文化の美しさを感じることができる。
来年までに位牌の展示数は300本を予定しており、これは日本随一といえる数になる。
手元供養品
遺骨を納めるジュエリー
さらに、手元供養品にも力を入れている。手元供養というのは、故人の遺骨を手元に残し、供養すること。遺骨を納めるジュエリーや、ミニ骨壷など、遺骨の一部を納めて身につけたり、部屋に置いたりして故人を偲ぶ。ディアファミリーでは、こうした手元供養品を100点余展示している。
遺骨を納めるジュエリーはペンダントやリング、ブレスレットなど様々な種類があり、老若男女問わず身につけられる。なお、展示品はシルバーが中心であるが、オーダーメイドにて18金やプラチナなどの地金で作ることも可能だ。
木製ミニ骨壷
人気の木製ミニ骨壷
ミニ骨壷もガラス製や金属製などさまざまなものがあり、最近では「自分も寿命を迎えたときに、一緒に火葬してもらえるように」と、木製を選ぶ方もいる。
自宅に置くだけでなく、一緒に旅行に行けるようなサイズのものもある。