終活関連サービスを提供する株式会社 鎌倉新書(東京都中央区、代表取締役社長 清水 祐孝氏、証券コード:6184、以下 鎌倉新書)は、第4回お葬式に関する全国調査を行い、速報結果をまとめた。

URL: https://www.e-sogi.com/guide/29463

画像1: お葬式に関する全国調査の速報値を発表/株式会社 鎌倉新書

鎌倉新書が運営する「いい葬儀」では、2年に一度、「お葬式に関する全国調査」を行っている。多死社会において葬祭ビジネスは約1.8兆の市場規模と言われています。近年の葬儀は、「生前に葬儀社を決めておく」という方や、家族が中心に集まるアットホームな葬儀を好んだり、海洋散骨など弔いのかたちにとらわれず「故人らしさ」を重要視するという傾向にあります。

今回は、直近2年半以内に葬儀を行った(携わった)経験のある40代以上の2,000人へアンケート調査を実施した結果の速報値を公開。続編は4月下旬に公開予定とのこと。

調査トピックス

1.【終活費用】葬儀、お墓、仏壇、遺言、相続など、終活全般にかかわる費用/平均費用とボリュームゾーン
2.【葬儀社】葬儀社の探し方、葬儀社決定までの時間など
3.【葬儀の種類】選ばれた葬儀の種類は、一般葬、家族葬の順
4.【参列者】会葬人数、参列のマナー、お香典に包んだ額
5.【葬儀後】葬儀の後は「相続のみ」手配が最多

調査概要

調査名 :「第4回お葬式に関する全国調査」(2020年)
調査対象:直近2年半以内に葬儀を行った(携わった)経験のある、日本全国の40歳以上の男女
調査期間:2020年2月26日(水)~2020年2月28日(金)
調査方法:インターネット調査/有効回答数:2,000件

※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しています。そのため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。

1.【終活費用】葬儀、お墓、仏壇、遺言、相続など、終活全般にまつわる費用

お葬式にかかった費用
・葬儀にかかった費用は、全国平均で119.2万円。
(火葬場使用料、および、式場使用料を含む。ただし、飲食・返礼品費用、お布施は除く)。
・最も多い価格帯は「100万円以上120万円未満」の14.0%、次に「80万円以上100万円未満」の13.6%。

画像: 1.【終活費用】葬儀、お墓、仏壇、遺言、相続など、終活全般にまつわる費用

葬儀の飲食にかかった費用

■平均31.4万円/葬儀の飲食にかかった費用
・飲食費の平均費用は31.4万円。
・価格帯は「10万円未満」が32.3%と最多で、次いで「10万円以上20万円未満」25.1%。

葬儀の返礼品にかかった費用

・返礼品の平均費用は、平均33.8万円。
・価格帯は「10万円未満」が33.9%と最多で、次いで「10万円以上20万円未満」22.1%。

会葬者(参列者)の人数

・葬儀の会葬者(参列者)の平均人数は55人。(遺族含む)
・人数帯は「10名以上20名未満」17.7%、「20人以上30人未満」13.3%、「10人未満」12.2%と、いずれも30人未満という回答となった。

画像: 会葬者(参列者)の人数

会葬者(参列者)からのお香典の合計

・会葬者(参列者)からのお香典の合計は、平均で71.1万円。
・価格帯は「10万円未満」が18.7%と最多だった。

画像: 会葬者(参列者)からのお香典の合計

お布施(寺・教会・神社など宗教者への御礼)

・葬儀のお布施は平均23.7万円。
・価格帯は、「1万円以上10万円未満」27.6%、「10万円以上20万円未満」22.7%と、数万円~20万円が約5割を占めた。

画像: お布施(寺・教会・神社など宗教者への御礼)

お墓や仏壇、遺言、相続など、葬儀以外の終活にかかった費用

・葬儀以外に、お墓や仏壇、遺言、相続など終活全般にかかった費用の調査結果は、下記の通り。 ※葬儀後に必要となる項目は、状況によって変化する。

お墓の購入額

・葬儀の後のお墓の購入額については、平均135.1万円。
・最も多い価格帯は、「100万円以上150万円未満」の25.0%。
・なお、お墓の購入については、89.8%が「購入していない」「費用は掛かっていない」という回答となっており、葬儀を終えた方の大多数が、納骨先のお墓がすでに用意されていた、もしくは今後、お墓の購入を予定していると想定される。

仏壇の購入額

・葬儀の後の仏壇の購入額については、平均73.2万円。
・最も多い価格帯は「25万円以上50万円未満」の29.1%。
・200万円以上の仏壇を購入する方もいる一方で、「費用はかかっていない」という方も全体(n=2,000)の約7割をいる。

相続のため行政書士などに依頼した費用

・相続のために行政書士に依頼した費用は、平均49.3万円。
・費用をかけた場合は「25万円未満」が54.5%と最多。
・全体(n=2,000)では、「費用はかかっていない」という方が68.3%と約7割を占める。

画像: 相続のため行政書士などに依頼した費用

遺言書など弁護士への依頼にかかった費用

・遺言書など弁護士に依頼した際にかかった平均費用は68.6万円。
・全体(n=2,000)では、「費用はかかっていない」という回答は86.3%。

遺品整理にかかった費用

・遺品整理にかかった費用は平均47.2万円。
・価格帯は「25万円未満」が62.3%と最多。
・全体(n=2,000)では、「費用はかかっていない」という回答は75.8%。

空き家処分にかかった費用

・居住者が亡くなると空き家となる不動産の処分にかかる平均費用は110.4万円。
・費用をかけた場合は「25万円未満」が37.4%と最多。
・全体(n=2,000)では、「費用はかかっていない」という方が86.0%。

2.【葬儀社】葬儀社の探し方、葬儀社決定までの時間など

・葬儀社は「以前から知っていた」が最多の45.3%。
・続いて「家族や親族からの紹介」が33.2%。

画像: 2.【葬儀社】葬儀社の探し方、葬儀社決定までの時間など

葬儀社を知っていた理由

・葬儀社を「以前から知っていた」方の中で、40.0%の方が「葬儀社の会員だったから」と回答した。

葬儀社を決めるまでにかかった時間

・「生前に故人と決めていた」が最多の28.1%。
・お亡くなりになってから葬儀社を決めた場合も「没後2時間未満」24.7%、「2時間以上4時間未満」16.9%と、約4割が6時間以内に半数以上が葬儀社を決定している。

画像: 葬儀社を決めるまでにかかった時間

生前に葬儀社を決めた時期

・生前に葬儀社を決めていた方のうち、37.7%が「ご逝去の1年以上前から」故人と話し合い、葬儀社を決めていた。
・次いで「ご逝去の前、6ヵ月~1年未満」31.0%となった。
・生前に葬儀社を決めていた方のうち、7割近い人が、ご逝去の半年以上前に葬儀社を決めていた。

生前に葬儀社を決定した人

・生前に葬儀社を決めていた方のうち、約6割の57.8%が「喪主が主体となって葬儀社を決めた」と回答した。
・「故人が葬儀社を決めていた」という回答も37.1%で、自分自身の備えで葬儀社を決めていたケースもみられた。

葬儀社を決めた理由(複数回答)

・葬儀社を決めた理由は、32.1%が「葬儀をする際にアクセスの良いエリアだったから」と最多だった。
・次いで、「その葬儀業者の会員だったから」31.1%、「予算に見合った費用だったから」27.8%という点も、葬儀社選定において大きな要素だった。

画像: 葬儀社を決めた理由(複数回答)

依頼した葬祭業者の種類

・「専門葬儀社」が70.6%と大半を占めた。
・「冠婚葬祭互助会」は15.7%、「JA(農協)」は11.0%となった。

不安に感じたことがある71.3%、48.6%が「葬儀の価格が不安」

― 葬儀の準備段階で不安だったこと―
・1位「葬儀の価格」48.6%、2位「追加料金」31.9%、3位「心付けやお布施の額」29.4%となった。
・また、「葬儀の知識がない」21.6%、「葬儀の手順」18.8%と、経験が浅いことから不安を感じる点もあげられた。

画像: 不安に感じたことがある71.3%、48.6%が「葬儀の価格が不安」

困ったこと、後悔したことはない57.1%、困ったこと1位は「葬儀の価格」14.0%

― 葬儀を行って困ったこと・後悔したこと―
・葬儀前は7割以上が不安を感じていることがあったと回答したが、葬儀後は57.1%と半数以上の方が「困ったこと・後悔したことはない」と回答し、準備を進める中で不安を解消していったことがわかった。

画像: 困ったこと、後悔したことはない57.1%、困ったこと1位は「葬儀の価格」14.0%

葬儀を行った場所

・葬儀を行った場所1位は「斎場・葬儀会館」の89.7%だった。
・約9割の葬儀が斎場や葬儀会館、セレモニーホールなど葬儀専用の施設で行われていることがわかった。

3.【葬儀の種類】選ばれた葬儀の種類は、一般葬、家族葬の順

1位「一般葬」48.9%
2位「家族葬」40.9%

■葬儀の種類
・大勢が集まって故人を送る「一般葬」が48.9%、続いて親族や故人と親しかった方で送る「家族葬」が40.9%。
・通夜を行わない「一日葬」は5.2%、火葬のみのお別れとなる「直葬・火葬式」は4.9%と、いずれも一桁台だった。

※葬儀の種類については、明確な基準が設けられていないため、本アンケートでは下記の区別とした。
直葬・火葬式:宗教儀式のない、火葬のみのお別れ
一日葬:通夜がなく、告別式のみ、1日の葬儀
家族葬:通夜、葬儀・告別式の葬儀で、参列者は親族や親しい近親者のみ
一般葬:通夜、葬儀・告別式の葬儀で、参列者は知人、地域の方、職場の方など幅広く集まった葬儀

4.【参列者】会葬人数、参列のマナー、お香典に包んだ額

<親族の葬儀で、お香典を出した割合>
・親族の葬儀の場合、親や祖父母、兄弟姉妹(自分自身と配偶者、いずれの場合も)4割以上が「お香典を出していない」と回答。
・中でも、「自分の親」の葬儀では61.4%がお香典を出していない結果に。
・一方で、お香典を「10万円以上包んだ」という回答は「配偶者の親」が13.7%、「自分の親」が12.2%となった。

<親族の葬儀で、お香典に包んだ額>
・「配偶者の親」3.6万円、「自分の親」2.6万円、「自分の兄弟・姉妹」2.4万円と、自分との関係が近い人の葬儀ほど香典の平均が高い傾向があった。

■職場関係・友人・知人等の葬儀で、お香典を出した割合
・親族の葬儀と比較し、お香典を出していない方の割合は低くなった。

■職場関係・友人・知人等の葬儀で、お香典に包んだ額
・5,000円から1万円に集中し、3万円以上を包むという割合は少なくなった。

5.【葬儀後】葬儀の後は「相続のみ」手配が最多

葬儀の後は「何も手配していない」が最多の41.3%。
手配したものについては、1位「相続のみ」、2位「お墓、仏壇、相続」の順に用意― 葬儀の後に手配したもの
・葬儀の後は「相続のみ」対応した方が14.7%。
・続いて「お墓、仏壇、相続」の順に手配した方が11.6%。
・一方、お墓、仏壇、相続のいずれも手配していないという方の割合は41.3%。

<まとめ ―鎌倉新書広報担当より―>
2020年2月末に全国調査を実施し、この度「第4回お葬式に関する全国調査(速報値)」の発表に至りました。続編は同月末に発表予定となり、第3回調査結果との比較を中心に行う方向です。引き続きご注目ください。

会社名 : 株式会社 鎌倉新書
設立  : 1984年4月17日市
場区分: 東京証券取引所第一部(証券コード:6184)
所在地 : 東京都中央区京橋2丁目14-1 兼松ビルディング3階
代表者 : 代表取締役社長兼会長CEO 清水 祐孝
資本金 : 9億7,700万円(2020年3月12日現在)
公式サイト: https://www.kamakura-net.co.jp/


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