石材業界唯一の経済産業省公認団体「全国石製品協同組合(以下 全石協)(東京都港区、理事長 加登隆三氏)」は、近年多様化するお墓の満足度の実態を把握するために、全国40代以上男女1,485名を対象に「このお墓の種類を選んだ理由について」のアンケート調査を実施し、得られた回答結果の概要をまとめた。

<調査サマリー>

  1. 一般墓地を選んだ方は「故人の供養のため」「自分自身・家族の心の拠り所が欲しかった」などの精神的な価値を求める人が8割以上
  2. それ以外の種類を選んだかたは、一般墓地と比べて精神的な理由が低いことと、”予算が見合ったから”、”いつでもお墓参りへいける”などの経済性、機能面での理由が上位にあがる傾向があった
  3. “樹木葬”の競合は、“永代供養墓”と“納骨堂”であり、一般墓地とは全く別の顧客層

― 調査概要 ―
調査対象   :全国 お墓を所有している  40才代以上 男女
調査期間   :2020年2月1日~2020年2月11日
調査方法  :インターネット調査
有効サンプル数:1,485名

あなたが所有するお墓の種類は?

画像: あなたが所有するお墓の種類は?

一般墓地が、88.2%と圧倒的に多く、永代供養墓、納骨堂、室内墓、樹木葬と続くが、何れも6%以下となっている。

持っているお墓を選んだ理由は?

一般墓地

一般墓地を持っている方は「故人の供養のため」「自分自身・家族の心の拠り所」という精神的な理由が8割を超える。一方、一般墓地以外のお墓の種類を選んだ人の理由は、この精神的な理由が大きく下回っており、「継承者がいない」、「予算が見合った」、「いつでもお墓参りに行けるから」などの経済的、物理的な理由が上位を占めている。

画像: 一般墓地

永代供養墓

「故人の供養のため」を選択理由に挙げた方が、一般墓地に比べて少ないものの、トップを占めており、「継承者がいなかったから」が2番目の理由になっている。永代供養墓を選んだ人が、選んだ際に候補に挙げていたのが、一般墓地であることから、お墓の継承者がおらず、一般墓地を断念したことが読み取れる。

画像: 永代供養墓

室内墓地

このお墓の種類を選んだ人は、一般墓地を検討したものの、予算の都合と利便性で室内墓を選択したことが読み取れる。

画像: 室内墓地

納骨堂

「いつでもお墓参りにいける」、「家から近かった・交通の便がよかったから」という利便性が上位を占める結果となった。

画像: 納骨堂

樹木葬

樹木葬の競合は永代供養墓と納骨堂であり、一般墓地とは全く別の層と言える。樹木葬だけ、家からの近さ(「いつでもお参りに行ける」も含め)があまり重視されていない。「故人の供養のため」という回答も少なく、お参りに来る場所という位置づけではないようだ。

画像: 樹木葬

まとめ

お墓を故人の供養の場と捉えるのか、お骨を収める場所(機能)と捉えるのか、または、精神面を重要視するのか、経済的・利便性を重要視するのか、それは消費者の価値観で、お墓選びが変わることに加え、継承者の有無により、お墓の選択肢が変わることが、顕著に表れるアンケート結果となった。
 その中でも、一般墓地を選択する人は、供養や心の拠り所と言った精神的な満足度を求めるのが圧倒的で、一般墓地での供養が、我が国でのスタンダードな供養のかたちであることが伺える。また、一般墓地以外でも、継承者が居ないため、やむなく選択せざる得なかった人が、少なくないことからも、日本人の供養心は決して失われていないのではないだろうか。供養心があるのに一般墓地を断念している方に、より良い商品・サービスを提供するために、業界を挙げて取り組みを考えるべきと全石協は考える。
 全石協は、今後も、個人や家族のライフスタイルに対応した多様なお墓のニーズに応えられるよう、供養文化や正確な墓地・墓石情報の提供に努める。

「全国石製品協同組合」(全石協)

【商号】  全国石製品協同組合(経済産業省認可 2012004情第5号)
【設立】 2012年11月22日
【所在地】 東京都港区芝大門2丁目9番14号5階
【運営サイト】 いいお墓探し!お墓の引越しドットコム


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