夜の野田川間ホール外観

たんなる葬儀社ではなく
「家族の絆」を深める企業を目指して

今回ご紹介する「小さな森の家 野田川間」(以下、野田川間店)は、株式会社金宝堂が運営する家族葬専用ホール「小さな森の家」シリーズの1つで、2018年12月にオープンした。

金宝堂は、1971年に仏壇・仏具の販売店として創業し、千葉県野田市を中心に仏壇販売事業を展開してきた。2007年からは当時珍しかったインターネットでの仏壇販売を開始、さらに積極的に実店舗も増やすことで成功を収めている。

しかし、近年の仏壇業界全体の縮小傾向を鑑み、事業の幅を広げることを目的として、2016年から千葉県野田市を中心に家族葬ホールの出店をスタート。現在は野田・松戸・我孫子・取手の各市に計8店舗を構え、今後は東葛エリアを中心にドミナントでの展開を図る。

昨年秋には、さらに大きく領域を広げ、「家族葬の仙和」のブランド名で仙台へも進出した。

まるでご自宅にいるかのように家族だんらんのひとときを

「小さな森の家」シリーズは、遺族に「ゆっくりとお過ごしいただく」ことをコンセプトとし、白を基調とした清潔感あるホールが特徴である。

ドミナント戦略を意識した店舗配置

人口が集中する、東武野田線(東武アーバンパークライン)沿いに、野田山崎店、野田清水店、野田川間店と順に出店しており、各店舗間は概ね3キロ程度の距離にある。

小さな森の家 野田川間の全貌をご紹介

視認性の高い看板と電光掲示板で、特徴をアピール

野田川間店は、最寄りの川間駅から徒歩5分。幹線道路沿いという好立地に建つ。

建物に向かって左隣は駐車場、右側は車一台が通れる程度の細い通路。その向こうに、持ち帰り弁当のチェーン店が見える。
道路の向かい側はコンビニエンスストア。交差点の手前に位置し、地域住民や行き交う自動車から目につきやすい場所であることから、立て看板・吊り看板に加えて、LED電光掲示板やパンフレットスタンドなどを設置し、キャンペーンなどの案内も行っている。

会葬者の流れを妨げない受付配置

画像: 会葬者の流れを妨げない受付配置

ホール入り口を入ると、すぐ正面に式場が広がる。受付は右手奥に配置。受付で記帳する方の列が、他の会葬者の動きを妨げることのないように配慮されている。

突然の参列者の増加にも対応可能な広い式場

優しいオフホワイトを基調とした式場は、遺族や来訪者の深い悲しみを少しでも癒したいという想いから。

収容人数は50名だが、同地域では、葬儀当日にご近所の方が来訪されて会葬人数が当初予定より増えることもあるため、最大で80名までお座りいただけるようスペースに余裕を設けているそうだ。

式場、遺族控室と一体感のある会食室

画像: 式場、遺族控室と一体感のある会食室

ホワイトをベースに、茶とゴールドをアクセントとして配することで、穏やかで上品な雰囲気が漂う。間仕切りを開けば式場から遺族控室まで、ひとつながりの広間に。故人と遺族・会葬者が同じ空間で最後のひとときを過ごす感覚が持てる。

自宅のリビングで過ごすような遺族控室

画像: 自宅のリビングで過ごすような遺族控室

ブラウン系のトーンで落ち着いたリビング。フローリングの床や、大きめの窓など、できる限り遺族がくつろげる“自宅のような空間”を演出している。

僧侶控室と寝室、どちらにも使える和室

画像: 僧侶控室と寝室、どちらにも使える和室

通夜までは遺族の寝室として、葬儀当日はリビングとの間仕切りを閉めて僧侶控室にと、兼用して使える和室。

寝室には、4~5名分の布団を敷ける。リビングをうまく使えば10名ほどが泊まることも可能だそう。和室の奥に見える引き戸の奥にはシャワールームがある。

さりげない華やかさが遺族の気持ちを和ませるバスルーム、パウダールーム

寝間着だけ持てば快適に宿泊できるよう、各種アメニティを用意するなど、慌ただしい状況で葬儀を迎える遺族の気持ちに寄り添った気遣いを感じるバスルーム。
参列者用のパウダールームも、バリアフリーで誰もが使いやすいよう設えられている。

駐車場から直接入室・面会が可能な安置室

画像: お別れ葬も行える広めのスペース。 壁には枕花や思い出の品を置く棚を設置

お別れ葬も行える広めのスペース。
壁には枕花や思い出の品を置く棚を設置

近年は自宅での安置が少なくなってきていることを踏まえ、より多くの故人をお預かりできるように3部屋の安置室を用意。いずれも、駐車場と直接つながる入り口があり、施行準備中でも気兼ねなく入室・面会していただける。

遺族がゆっくりと面会できる十分な広さがあり、思い出の品を飾る棚なども設置。ここでお別れ葬などを行うこともある。

動線が重ならないよう、考えられた設計

野田川間店の特長は、会葬者と式場関係者の動線が重ならないことにある。
ホール入り口からまっすぐ進むと会食室・遺族控室とひとつながりになる式場、会葬者と遺族のためのエリア。
ホール入り口から左手に廊下を進むと、仕出し料理の配膳準備などを行うパントリーがあり、その奥に僧侶控室(通夜時は遺族控室)は式場関係者が動くスペースとなっている。故人とのお別れの時間を過ごす遺族を邪魔することなく、式をサポートすることができる。

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詳細データ

ホール名小さな森の家「野田川間ホール」
所在地千葉県野田市尾崎66-65
商圏範囲周辺2km~3km商圏
建物物件新築
立地の特徴駅前・住宅地
総投資額(土地代含まず)6400万円
設計者高梨設計事務所
施工者中和建設
施行件数年間約90件
自社施設数千葉県内:6箇所目 / 野田市内:3箇所目
建物構造木造1階建て
敷地面積808㎡
建築面積/延床面積223.21㎡/202.47㎡
オフィシャルサイトhttps://memoriarusougi.com/

写真/関根将由

<金宝堂のキラリビト>


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