画像: 合同会社DMM.comグループ 株式会社終活ねっと 顧客戦略部部長 上田和輝(あげたかずき)氏

合同会社DMM.comグループ 株式会社終活ねっと 
顧客戦略部部長
上田和輝(あげたかずき)氏

2018年10月に「DMM.com(以下、DMM)」との資本業務提携を発表したことで注目を集めた終活ねっと。終活ねっとが創業した半年後からインターンとして参加し、提携前後を知る顧客戦略部部長の上田和輝さんに、業務提携後1年間での変化と現在の事業環境、今後の展開を伺った。

DMMとはお互いに
ベストなタイミングで出会えた

━━まずは、DMMと資本業務提携に至った経緯を教えてください。

当社社長の岩崎翔太が知人を介して、DMMの亀山敬司会長と知り合う機会があり、会長が終活ねっとに興味を持たれたのがきっかけでした。

当時、終活ねっとは学生ベンチャーからスタートして2年、営業人員や資金力が圧倒的に足りていませんでした。今後の事業拡大を考えたとき、これら資源の確保は超えなければならない大きな壁のひとつであり、DMMの持つ潤沢なリソースは大きな魅力でした。

一方、DMMでも「ライフエンディング事業に参入しよう」という話が、これまで何度も出ていたらしく、お互いにベストなタイミングで出会ったのかと思います。

━━提携によって得られたメリットは具体的にどんなものがありましたか?

提携前のサービスは、霊園紹介と終活に関する記事配信のみでしたが、提携後、これまで案として持っていても実現できていなかった戦略を一気に進められるようになりました。

今年5月にスタートした、「終活ねっとのお葬式」「終活ねっとのお坊さん」などがそうです。

これらのサービスの拡大には、葬儀社や寺院などの提携先をいかに増やすかがポイントでしたが、営業メンバーが足りずになかなか進出できていませんでした。

DMMにグループインしたことで、資金・人員・システム開発など多方面でのサポートが得られ、メンバー数は200人以上に増加。霊園紹介業の提携先も、グループイン前と比べて大幅に増えましたし、コンテンツ作成のスピードも上がっています。

営業以外の人員補強にも力を入れていて、例えばコールセンター。以前は平日のみ、社内スタッフ5、6名が兼務で対応していたのですが、現在は、専任人員を配置して24時間、幅広い内容の終活相談に対応できるコールセンターを目指しています。直近の一ヶ月でも20名ほど人員増加しました。

━━運営の全体的な強化につながったのですね。

はい。また、コールセンターに届く問い合わせの中には、内部では思いつかないようなニッチなものもあります。それらも参考にして記事を作成することもあります。加えて、調査会社を使ったアンケート調査を行うようにもなり、ターゲットに刺さるコンテンツ作りの精度が高まりました。

当社は提携前からコンテンツのクオリティーには特にこだわっていて、そこは今もブレていません。サービスが増えたことで、記事数も増えていますが、ライターも増員して対応できています。

━━反対に、デメリットに感じていることはありますか?

正直なところ、あまり感じていません。経営に関する意思決定も、独立性を尊重してもらっていて、とてもやりやすいですね。

個人的には、並行していくつものプロジェクトが進行するようになり、情報を把握するのが大変になりましたが、これは嬉しい悩みだと思っています。

画像: DMMとはお互いに ベストなタイミングで出会えた

━━CMキャラクターとして関根勤さんを起用されましたね。

これもまさに、DMMグループに入ったからこそ出来たことだと思っています。関根さんは認知度が高く、「理想の親子」ランキングなどでも毎年名前があがっています。

当社のサイト閲覧者には40代から60代の層が厚く、親を心配する方からの問い合わせも少なくありません。関根さんは、ターゲット層に合致していると考えました。

CM公開後は大きな反響があり、営業先でも「あの、関根さんがCMしてるサービスだよね」と声をかけられるなど、当社の知名度やサービス認知度の向上に貢献しました。

“終活領域のコンシェルジュ”のような存在として
ナンバーワンを目指す

━━御社のサービスの競合先はどこだと考えていますか?

どこを競合だということは特に考えていません。それよりも、自分たちが目指すべきところを形にしたいです。

当社以外にも霊園探しや葬儀紹介に特化したサービスを提供している会社はありますが、他社と競り合うというよりは、あくまで終活を広めていきたいという想いが私たちにはあります。

いまだ終活について、よく理解されていない中で、当社に相談してくれればきちんと対応し、しっかり課題解決もする。そんな“終活領域のコンシェルジュ”のような存在になりたいと考えています。

今年9月に会員制度をスタートしました。現在は割引サービスなどを設けていますが、今後はさらに特典を増やしていく予定です。もともと集客力には自信があるので、これを活用して、さらに終活という文化を根付かせていきたいですね。

━━最後に、今後の展望を教えてください。

ボトルネックだった営業人員不足が解消したこともあり、今後は主力サービス以外にも、デジタル遺品整理やペットのサポート、また、海洋散骨や宇宙葬、遺骨ダイヤモンドなど、多面的な展開をしていく予定です。

DMMは40以上の事業を展開しているので、終活ねっととのシナジー効果から新たな切り口のサービスを生むことができるはずです。

当社が設立当初から掲げている目標は、終活領域でトップシェアを取ること。終活ねっとがさまざまなサービスをワンストップで受けられる場所であることを、もっと発信していきたいですね。

画像: “終活領域のコンシェルジュ”のような存在として ナンバーワンを目指す

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