男性は「パートナー」と、女性は「家族」や「友人」と老後の時間を過ごしたいという結果に。

チューリッヒ生命が、今回50~70代をシニアと定義し、シニア世代のワークライフバランスに関する調査を行った。「人生100年時代」という言葉をニュースなどで耳にすることが多くなり、長くなる老後の過ごし方に注目が集まっている中で、国家公務員の定年引き上げが話題になるなど、シニア世代においても多様な生き方が求められるようになっている。併せてワークライフバランスへの意識も高まってるため、プライベートの時間の過ごし方や、老後の不安についての調査をした結果、シニアのワークライフバランスの実態が浮き彫りとなった。

調査概要

  1. 調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
    2.調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の50歳~79歳を対象に実施
    3.有効回答数:1000人(50代男女:各167人、60代男女:各167人、70代男女:各166人)
    4.調査実施日:2018年9月13日(木)~2018年9月18日(火)
    5.調査者  :チューリッヒ生命

Q1. あなたは現在、仕事とプライベートの両立ができていると感じますか?
(単数回答)n=531

画像: Q1. あなたは現在、仕事とプライベートの両立ができていると感じますか? (単数回答)n=531

現在働いている方に対して、仕事とプライベートの両立ができていると感じているか、アンケートを取った。「とても感じている」、「まあまあ感じている」を合わせると、全体で65.9%の方が両立できていると感じていることが結果としてわかった。男女を比較しても、大差はなく全体の6割以上の方が両立できていると感じていることがわかる。

次の設問からは、シニアの“ワーク”と“ライフ”についての考え方について、具体的に掘り下げていく。

Q2. あなたは現在、仕事に対してどのように感じていますか?
(複数回答)n=531

画像: Q2. あなたは現在、仕事に対してどのように感じていますか? (複数回答)n=531

現在、仕事に対してどのように感じているかのアンケートでは、1位「やりがいがある」37.5 %、2位「自身の能力にあっている」36.5%、3位「楽しい」30.7%という結果となり、前向きな回答が上位に並びていた。男女で比較をすると、「人間関係を形成するのがつらい」以外の項目すべてで、女性に比べ男性のポイントが上回る結果となり、シニアは仕事について前向きに捉えている方が多いことがわかる。

Q3. あなたは、現在プライベートの時間に対してどのように感じていますか?
(複数回答)n=531

画像: Q3. あなたは、現在プライベートの時間に対してどのように感じていますか? (複数回答)n=531

プライベートの時間に対して、どのように感じているかのアンケートでは、1位は「プライベートの時間は充実している」となり、シニア世代では比較的プライベートな時間が確保できており、充実している方が多いことがわかった。男女で差がついたのは、「プライベートな時間はあるが家事などに追われている」という項目で、男性は11.6%のところ、女性は31.7%と20.1ポイント差がつく結果となった。シニア世代では女性が家事をしている家庭が多いことが要因と考えられている。比較的時間に余裕のあるシニア世代の男性だからこそ、積極的に家事をして夫婦で協力できると、この乖離も少なくなると考えられる。

Q4. あなたは、プライベートの時間をどのように過ごす時が楽しいですか?
(複数回答)n=1000

画像: Q4. あなたは、プライベートの時間をどのように過ごす時が楽しいですか? (複数回答)n=1000

プライベートの時間をどのように過ごす時が楽しいかのアンケートでは、男女ともに1位は「趣味をして過ごす」となりまったが、2位「配偶者/パートナーと過ごす」以降は、男女で大きな意識差がある結果となった。男性は「配偶者/パートナーと過ごす」と回答した方が女性を上回りましたが、女性は「家族・友人・ペットと過ごす」と回答した方が男性より多く、男性は老後をパートナーとゆっくり過ごしたいと考えているのに対し、女性は幅広い人間関係や時間をエンジョイしたいという気持ちが強いということが見受けられる。

Q5. あなたが老後不安に感じていることをお答えください。
(複数回答)n=1000

画像: Q5. あなたが老後不安に感じていることをお答えください。 (複数回答)n=1000

老後不安に感じていることについてのアンケートでは、1位「自身の健康や病気」が73.2%、2位「家族の健康や病気」、「収入・家計」が同率で53.5%という結果となった。「人生100年時代」といわれるようになり、長い老後に対しての不安も大きくなっていることによる結果と考えられる。前問の「プライベートの時間をどのように過ごす時が楽しいか」という設問では、趣味や配偶者等と過ごす時間という回答が多くあったが、健康でないとそのような時間も十分には楽しむことはできないため、今からでも健康のためにできることを取り組むことがいいと思われる。また、現在、幸福を感じているかについて、「幸福を感じている」と回答した方と、「幸福を感じていない」と回答した方を比較すると、「収入・家計」で差があり、幸福を感じていない人の74.6%が老後の「収入・家計」に対して不安を感じていることがわかった。「現在、幸福を感じている」と回答した方は「収入・家計」への不安を感じている方の割合が少なく、この結果から老後を安心して生きるためには経済的な準備が大切であることがわかる。

Q6. あなたが、老後の不安について行っている対策をお答えください。
(複数回答)n=1000

画像: Q6. あなたが、老後の不安について行っている対策をお答えください。 (複数回答)n=1000

老後の不安について行っている対策についてアンケートを取ったところ、年代によって差が開く結果となった。全体では、1位の「食事に気を付ける」、2位の「運動を行う」、3位の「趣味を持つ」は特に年代で差がついている。いずれも50代の割合は低く、年代が上がるにつれて割合が増える傾向にある。また、前問では9割以上の方が「老後に不安を感じている」と回答しているのに対し、4人に1人は老後の不安について「特に対策はしていない」と回答していた。特に50代の方は男女ともに「特に対策はしていない」と回答した方の割合が多く、運動や食事面で対策をしている人の割合も70代と比較して少なくなっています。この結果から、早いうちから健康を意識した対策を行うことが、将来への不安緩和に繋がると考えられる。

Q7. 葬儀費用にどの程度必要だと思うかお答えください。
(数値回答)n=1000

画像: Q7. 葬儀費用にどの程度必要だと思うかお答えください。 (数値回答)n=1000

葬儀費用にどの程度必要だと思うかのアンケートでは、平均で125.5万円という結果となった。
実際は195万円※程度かかることから、想定よりも費用に対して低い認識の方が多いことがわかる。老後の“お金”について不安に感じている人も多い中で、葬儀費の認識が実際にかかる費用に比べて低いことから、計画的に葬儀費も含めた資産形成をすることが重要と思われる。
※一般財団法人 日本消費者協会「2017年葬儀についてのアンケート調査報告書」

Q8. 理想的な年の取り方をしていると思う有名人をお答えください。
(複数回答)n=1000

画像: Q8. 理想的な年の取り方をしていると思う有名人をお答えください。 (複数回答)n=1000

理想的な年の取り方をしていると思う有名人のアンケートでは、男女ともに「所ジョージ」さん、「吉永小百合」さんが1位・2位にランクインしている。男女ともにTOP5にランクインした方々は、皆さん自分の趣味を楽しんでいたり、自分の生き方を貫いていたり、いきいきと輝いているイメージがある方が多いことがわかる。その中でも50代-70代の各世代の女性から幅広く支持を集めていたのが、女性の5位にランクインした先日亡くなった「樹木希林」さんだった。樹木希林さんは個性派女優として活躍し、私生活や自由な言動も話題になる方でしたが、世代を問わず自立した生き方に憧れを持つ女性が多いことがわかる。

Q9. あなたは過去に戻りたいと思いますか?(単数回答)n=1000
「戻りたい」と回答した方は、何歳に戻りたいと思いますか?(数値回答)n=796

画像: Q9. あなたは過去に戻りたいと思いますか?(単数回答)n=1000 「戻りたい」と回答した方は、何歳に戻りたいと思いますか?(数値回答)n=796

過去に戻りたいと思うかのアンケートでは、男性は83.0%と8割以上が、女性は76.2%と7割以上の方が「はい」と回答し、過去に戻りたいと感じている方が多くいることがわかった。「戻りたい」と回答した方に何歳に戻りたいと思うかを聞いたところ、平均で25.9歳という結果となった。20代後半は仕事に慣れ、プライベートは結婚や子どもを授かる前の方が多く、自分のために自由に時間を使える年代が選ばれたと考えられる。また、戻りたい理由として「勉強をやり直したい」という声も多く、「生涯学習」という言葉も一般的になってきた時代にあって、学ぶ意欲を強く持ち続けている方が増えていることがわかる。

〈過去に戻りたい理由〉
【17歳】異なる分野の勉強をして、今までと違う職業についてみたい(71歳/男性)
【22歳】大学卒業と同時に、将来の仕事をしっかりと見据えた勉強、資格取得などをしておくべきだったと思うから。(57歳/女性)
【23歳】会社での仕事も順調、仕事仲間にも恵まれ彼女にも愛されていた。生涯一番の青春時代!(72歳/男性)
【35歳】早朝から深夜まで現在では過労死になりそうな勢いで働いたが、今思うと収入面でも達成感でも、とても充実していたと思います。時間を残してやり切って、そのあと大きなスケールで遊んでいたとも思います。現在そんな元気ないです。(54歳/男性)
【60歳】60歳で定年退職しその後夫婦で全国を旅したけれど、体調を崩し今は旅行もできないから。まだまだ行きたいところがあるから。(75歳/女性)

〈過去に戻りたくない理由〉
・常に、その時々で一生懸命生きてきたので、特段振り返って過去に戻りたいという気持ちは全くない。(58歳/女性)
・過去のことを気にしていたら将来生きていけない。(61歳/男性)

Q10. あなたは、現在終活を行っていますか?(単数回答)n=1000

画像: Q10. あなたは、現在終活を行っていますか?(単数回答)n=1000

「あなたは、現在終活を行っていますか?」というアンケートに対し、現在終活を行っていると回答したのは全体のわずか16.8%の方で、8割以上の方が終活を行っていないことがわかった。男女で比較をすると、男性は11.0%、女性は22.6%と男性に比べ女性のほうが終活を行っている方が多い結果となった。終活という言葉は知られるようになってきているものの、抵抗のある人がまだ多いと考えられる。

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<例>「チューリッヒ生命が実施した調査結果によると……」


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