8 月 22 日(水)~24 日(金)の3日間、東京ビッグサイト東展示棟 7 ホール(東京都江東区)にて、葬儀・埋葬・供養などの終活に関する設備・機器・サービス専門展示会「第 4 回 エンディング産業展」が開催された。全国各地からさまざまな分野における企業が出展する中、株式会社よりそうのブースでは、終活から供養までのトータルサービスやお坊さん手配サービス「お坊さん便」を紹介していた。

23のサービスをワンストップで
提供するブランド「よりそう」

 同社はこれまで主に葬儀や法要、仏壇や墓などを扱っていたが、それぞれの手配が分かりにくい点や価格のオープン化を求める方の声に応え、今年3月に23のサービスをワンストップで提供するブランド「よりそう」をリリース。それに伴い、6月には社名もそれまでの「株式会社みんれび」から「株式会社よりそう」に変更したという。詳しい背景を広報担当の髙田綾佳氏に伺った。

画像: 広報・PRグループの髙田綾佳氏

広報・PRグループの髙田綾佳氏

 「弊社は生活情報の比較サイトを多数運営する会社として創業し、社名も業態に由来したものでした。時代の流れの中で、さらなるニーズを開拓するために葬儀や散骨などの手配も手掛けるようになり、エンディングに注力した事業を社名で表現しようと、『よりそう』ブランドの立ち上げに合わせて、今年6月に社名を変更しました」

 主軸となるのは定額葬儀サービスの「よりそうのお葬式」。明確な価格、4種類のパッケージ、返金保証付きを特長とした、安心で選びやすい葬儀を提供する。「例えば病院で亡くなった場合、病院と提携している葬儀社を紹介されて、よく理解していない状況のまま葬儀を行い、気づけば料金を支払っていたという方が少なくありません。そこで、当社は全国約900社の葬儀業者と提携し、同一の価格で葬儀を提供しているので、費用の面でも安心してご利用いただけます」

中小の葬儀事業者の
インターネット窓口としての役割

 用意しているのは「火葬式」「一日葬」「家族葬」「一般葬」の4種類で、希望に合わせてオプションを選ぶことができる。基本的にはインターネット上から申し込み、電話でプランなどの詳細を確定後、近隣の葬儀業者を紹介してもらえる流れとなる。利用者にとっては明確な料金設定が魅力となるが、葬儀業者にもメリットがあるそうだ。

画像: ブースでは「よりそう」サービスの無料セミナーを開催

ブースでは「よりそう」サービスの無料セミナーを開催

 「中小の葬儀事業者ですと、インターネットを利用した窓口の開設まで手が回らない会社も多く、人手が足りていないといった問題を抱えている場合もあります。また、新規に立ち上げたばかりの事業者の方には集客方法のひとつとして活用していただいています」

 また、近年は引っ越しなどで新しい土地に移住し、寺院との付き合いがないという人が増えている中、遺族と僧侶をつなぐ「お坊さん便」も人気サービスのひとつになっているそうだ。

僧侶をより身近にする
「お坊さん便ラボ」

 「いざという時になってから慌てて手配しなければならないケースもあります。仕事で転勤された方や、首都圏に引っ越された方が喪主になって、付き合いのある菩提寺が遠方にあり、来てもらうことが難しい場合などに利用していただいております。また、葬儀の読経で依頼された方の半数近くが『法要でもお願いしたい』とリピート率も高く、気軽に手配できるのも人気の理由になっています」

画像: 「サービスを通してお坊さんにもっと親しみを感じてもらえれば」と、髙田氏

「サービスを通してお坊さんにもっと親しみを感じてもらえれば」と、髙田氏

 7月には僧侶をより身近にすることを目的に「お坊さん便ラボ」の第1弾企画をリリースした。これは、LINEが開発したAIアシスタント「LINE Clova」に提供した2種類のスキル(機能)を通して、僧侶4名のさまざまな法話が聞ける3分法話の利用と、「お坊さん便」への問い合わせが可能になる。

 「近年、檀家が減少していることで寺院も少なくなっています。提携している僧侶の方々も実際に危機感を覚えているようです。弊社で何か力になれることはないかと考え開発しました。寺院と僧侶をつなぐサービスになるよう、広めていきたいと思います」


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