今年 8 月 22 日(水)~24 日(金)の3日間、東京ビッグサイト東展示棟 7 ホール(東京都江東区)にて、葬儀・埋葬・供養などの終活に関する設備・機器・サービス専門展示会「第 4 回 エンディング産業展」が開催される。また、同会場にて、原石・墓石・石材加工技術が一堂に集まる石材産業専門展示会「第 2 回 ジャパンストーンショー」も同時開催。出展社数が過去最大となる2つの展示会の見どころを運営事務局に伺った。

新規参入企業が
多数出展

 「エンディング産業展の特徴としては、他の展示会よりも異業種から葬儀業界へ新規参入してきた企業様が多く出展する点にあります。業界にこれまでなかった新しい発想の商品やサービスが展示されるだけでなく、既存事業との提携によって生まれる新システムやIT化によるサポートサービスなど、目新しい新技術が見られることでも注目されています」(事務局担当者)

画像: 昨年の来場者数は25,867人。今年はさらに増加すると予測しているそうだ

昨年の来場者数は25,867人。今年はさらに増加すると予測しているそうだ

 来場者についても新規参入を予定している企業が来場者数の約2割を占めるという。また、出展社数も昨年が324社なのに対し、今年は344社と増え、過去最大規模となり、出展社の傾向も近年の葬儀業界の事情を反映するような変化が見られているそうだ。

 「宗教関係の方々の出展が昨年よりも増えています。これは、近年の葬送に対する価値観の多様化からお寺離れが進み、各宗派の寺院が危機感を感じている表れではないかと思います。そうした寺院をサポートする設備やサービスが登場するなど、業界の動向を見て感じ取れるのも展示会ならではのメリットですね」(事務局担当者)

画像: 昨年出展した宗教法人ブースでは主に市場調査やアンケートが実施された

昨年出展した宗教法人ブースでは主に市場調査やアンケートが実施された

墓石業界にも
新サービスが続々登場

 同時開催の「第2回ジャパンストーンショー」でも、変わりつつある葬儀業界の影響を受け、出展内容などに新たな展開が起こっているようだ。

 「比較的価格の低い海外輸入の石材に対抗するため、国産の石材の価値を伝えようと出展する企業様が増えているようです。また、墓石を扱う事業者が墓じまいをサポートするサービスを提供するなど、時流に合わせた各社独自の事業展開も見どころのひとつです」(事務局担当者)

画像: 「第1回ジャパンストーンショー」の様子。昨年よりも出展社数が増加する予定だ

「第1回ジャパンストーンショー」の様子。昨年よりも出展社数が増加する予定だ

 今回は、クラウドファンディングによって資金を集め、商品を開発したベンチャー企業の出展や、大手企業による終活から葬送までをワンストップで提供する新システムなど、これまでにないサービス・商品も登場する予定とか。その他にも、場内イベントステージでは70を超えるセミナーやパネルディスカッションが開催されるなど、葬儀関係者にとっては業界全体の新たな展開を予測する上でも注目の3日間になりそうだ。


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