生涯学習から生涯キャリア学習へ。学ぶ目的に、『志事(シゴト)+未来貢献』を 

​平成29年版高齢者白書によると、「生涯学習を行うことによって、『人生がより豊かになっている』 とする人に、生涯学習を通じて身につけた知識・技能や経験を、どのように生かしているか聞いたところ、『自分の人生がより豊かになっている』が 60代で 59.5%、70歳以上 で 63.2%と最も多く、次いで『自分の健康を維持・増進している』が 60代で 55.7%、70歳以 上 58.8%となっている。(抜粋)」とある。この結果を見ると自分自身の人生を豊かにするために、生涯学習を活かしていることがわかる。

しかし、人生100年時代には、学ぶ目的に、プラス経済的自立や社会貢献(起業・就業・地域活動)へ繋げる、生涯キャリア学習を提案する。

これからの人生100年時代は、超少子高齢化により、さらに厳しい財政状況が予想されている。

​高齢者の貧困や老後破産といった高齢期への経済的不安から、経済的安心のために収入の伴う仕事をできる限り続けたい、また地域の方々と一緒に、何かをやってみたいというより積極的な学習目的を望む方も増えるだろう。

​生涯学習で培った趣味を経済活動に転換したり、集まった仲間同士で地域の魅力やニーズを捉えて事業化したりする『収入を伴うシニアライフ』のための生涯キャリア学習。

例えば、北海道池田町の「いきがい焼き」のように、高齢者の製作した陶芸品を地元で販売したり、ふるさと納税の返礼品したり、皆が集まって趣味を収入に繋げるひとつの取り組み事例。

このような事業であれば、高齢の専業主婦の方も、90代の方も収入を得ることができる。​ポイントは、地域の方々と一緒に、また自治体が連携して経済活動や事業化を進めること。

「元気なうちは働く」から、「働くから元気になる」へ。そしてそれは未来貢献

​日本の未来予測によると2045年には、全都道府県で、人口の約30%超が高齢者になると言われています。超少子高齢化で労働力不足が予測される中で、高齢者の労働力がますます期待されている

しかし、約8割の高齢者が『元気なうちは働きたい』と就業意欲がありながら(平成29年版高齢社会白書)、高齢男性の約7割の方が、「日がなTV」(平成29年経済産業省『不安な個人、立ちすくむ国家』)と報告があるように、自ら動けずに、社会的孤立感を抱いている人も大勢いる。

生活費のために働く必要がない高齢者にとっては、自分の「健康や認知症などの予防」プラス「孫や子どもたちの役に立つという『未来貢献』」といった目的が社会参画への後押しとなる。

健康寿命は、70代前半。その健康寿命を伸ばすだけでも、経済活動をすればなおさら、社会保障費が削減され、財源が増え、未来貢献に繋がる。

想像していただきたい。社会や未来の役に立つと思って働くと『シゴトは志事』になる。健康長寿に生き甲斐が加わる。それは、元気なうちは働くという発想から、『働くから元気になる』という発想転換になる。

(参考;株式会社 高齢社『人は元気だから働くのではなく、働くから元気になる』をモットーに、高齢者による高齢者のための派遣事業を東京都全域で展開。平均年齢は、約70.3歳。就労率42.4%。2018.5.16取材。)

高齢者による地域活性、経済活性。そこに、若者が集まり、子どもたちが育つ。

高齢者が元気に生きがいをもって地域活動・経済活動をしている活気のある場所には、人が集まり、人が育つ。高齢化社会だから地域が衰退するという「多死社会や地方消滅」などの不穏なムードを変えるのは、『高齢者による地域活性』だ。

愛媛県の西予市城川町川津南地区は、スローガンを限界集落をもじって「元快衆楽」として掲げる人口が約230人の地域。こんにゃくを栽培しブランド化したり、地域に愛着が持てるようなイベントや家庭教育で、高齢化率が約40%にもかかわらず、若い世代も多い地域だ。(参考;2014.4『舞たうん』より)。

徳島県上勝町は、2013年頃、人口2200人、高齢化率約50%だったが、『葉っぱビジネス』として、料亭などで料理に添えられる葉っぱや花(ツマモノ)を商品化し、大成功。

80歳近いお婆ちゃんたちがパソコンやタブレットを活用して、元気に稼ぐ町となり、若者の移住が増え続けていることは有名だ。つまり、高齢化が進んでも、高齢者が生きがいをもって地域参画し経済活性すれば、若者や子どもたちなど次世代が育つと言える。

画像: 高齢者による地域活性、経済活性。そこに、若者が集まり、子どもたちが育つ。

生涯キャリア学習構想

一般社団法人 生涯キャリアデザイン研究所が提案する生涯キャリア学習は、『後半人生にロマン』がテーマ。講座、セミナー、キャリア支援の3段階が基本支援ですが、各段階のどれも、『後半人生への挑戦』を喚起する。

1.講座はキャリアガイダンス。日本の近未来予測や経済情勢を俯瞰し、学ぶ目的を明確にする。

2.セミナーは、「我が人生の意味と向き合い、人生の意味=ライフテーマ』を探る。この『人生の授業』は、自分の生きる意味を挑戦の原動力に変える生涯キャリア学習の要だ。そして、ライフワークなど修了後のキャリアデザインを描く。また、地域の魅力やニーズを検証し、仲間づくりや地域事業への関心やコミュニケーション力を高める。

3.個別キャリア支援では、修了後、希望者が社会参画できるように自治体、地域団体・企業と連携しながら、就業や起業に向けて、地元のキャリアコンサルタントが支援を継続する。

同時進行で、法人・団体などのシニア積極採用への意識改革を

​「高齢者の就業意識が高まる中で、企業などの法人側の採用意識はそれほど変化していない」と、公的機関に勤めるキャリアコンサルタントは嘆く。つまり、求人票に年齢不問とあっても、面接まで行くこともなく書類選考で不採用となってしまうケースがあまりにも多いのが現状なのだ。

​前述したように、この世代は就職活動を経験した方が少なく、職務経歴書や自己PRが苦手。しかし、​実年齢と比べ、健康年齢は約5~10歳位若返っているという報告(2015年日本老年学会)があるのだから、企業側が、できる限り面接をして、体力・能力を直接確認すれば、貴重な人材と出会えるだろう。

例えばシニアインターンシップやシニア版トライアル期間を設けたりしながら、新しい職場やパソコンなどに慣れる時間を設ければ、これまでの人生経験から、環境に順応し、戦力となる可能性は高まる。また高齢者市場を対象とした商品開発など企業内起業として高齢者の活躍も期待できる。

是非、自分の人生へ挑戦したいと思える生涯キャリアデザイン『人生の授業』および企業向け『シニア人財採用・活躍学』講座を、地域の活性、高齢者の活躍に役立てていただきたい。

問合せ先

​一般社団法人 生涯キャリアデザイン研究所  代表理事 坂口凛


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